介護の主な仕事は、日常生活を送るうえで支援を必要としている高齢者や心身に障がいがある人の生活援助や、身体介護など身の回りのお世話をすることです。有資格者になれば、介護サービスの相談やケアプランの作成などのより専門的な仕事ができるようになります。勤務形態も、利用者の自宅に訪問する訪問介護や老人ホームなどでの施設介護、パートや正規職員など多種多様です。中途採用も多く、40代や50代だけでなく、60代以上の人の新規採用も珍しくありません。
介護職員として働く人は利用者と接することが多いので、直接「ありがとう」といった感謝の気持ちを聞くことができたり、笑顔になった利用者を見たりすることができます。自分が仕事をしたことによって人の助けになれたと感じることができる機会も多いです。特に高齢者の自立支援は、介護の仕事の中でも大きな役割を担っています。できなかったことができるようになったり、表情が明るくなった姿を見たりすると、介護の仕事にやりがいを感じるでしょう。
介護職は、全般的に女性が多い職場ですが、力仕事も多く、体力的に安心感のある男性スタッフを希望する利用者もいます。年齢や性別に関係なく介護職は需要が常に高く、長く働き続けることができる職種と言えます。ライフスタイルにあわせて勤務形態が選べるので、勤務時間や日数の自由が利きやすく、特に女性は家事や育児と両立がしやすくなります。働きつつ資格の取得を目指すことも十分可能で、より専門的な資格を取得すれば報酬アップも期待できます。努力次第でキャリアアップができ、それが成果として表れるとやりがいに繋がるでしょう。